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長根寺の阿弥陀如来像・応永銘木像・桜庭氏墓所

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 宮古駅から西へ約1㌔㍍、長根の住宅地の高台に長根寺はある。その本堂脇のお堂には「阿弥陀如来像(あみだにょらいぞう)」と「応永銘木像(おうえいめいぼくぞう)」の2体の古い木像が残されている。

 阿弥陀如来は西方の極楽浄土にいる仏様で、多くの仏教宗派において広く信仰されている。阿弥陀如来像の台座を含めた高さは約1㍍で、手は印を結び座っている。約150 年前まで長根寺にあった阿弥陀堂の本尊として安置されていたと伝えられている。

 応永銘木像は一木造の坐像で、頭には宝冠をかぶり、右手には剣のようなものを持った跡が残っている。底には応永24年(1417年)の銘が残されている。

 さらに、長根寺境内の西側にある林の奥には、南部氏家臣で中世末期から近世にかけて活躍した桜庭氏の墓碑群がひっそりと立っている。墓碑は全部で25基、年代の分かるものは元和6年(1620年)から安政5年(1858年)まであり、五輪塔や宝篋印塔(ほうきょういんとう)などのさまざまな様式の石碑がみられる。

 現代に残されたこれらの文化財からは、時代を超えて人々の切なる祈りが伝わってくる。

出典:広報みやこ「新ふるさと博物館」

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https://goo.gl/maps/Yl44b

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