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菅原省司

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北極探検を経験し地球環境対策に貢献

市内向町の菅原省司さんは、平成20年度の地域環境保全功労者としてこのほど環境大臣表彰を受けた。菅原さんは日本雪氷学会、日本山岳会、日本極地研究振興会などの会員として環境保全活動に取り組んでいるほか、北極遠征などの経験を通じて地球環境を守る大切さを訴えている。菅原さんは1968年の日本大学グリーンランド遠征隊、78年の日本大学北極点遠征隊、89年の和泉雅子北極点遠征隊などに参加した体験を元に、地球環境問題に取り組んでいる。「グリーンランドの氷河は、私たちの遠征の10年前にイタリア隊が調査してから、約1キロ後退していた。この時すでに地球温暖化が進んでいた」と言う。現在、これらの体験と知識を生かし、環境省環境カウンセラー、岩手県環境アドバイザー、岩手県地球温暖化防止活動推進員、宮古市環境審議会会長、宮古市地球温暖化対策地域協議会会長などに就任し、自然環境のすばらしさや悪化しつつある地球環境の現状についての講演活動などを行っている。また自ら「山のカルチャースクール」や「三陸海岸トレッキング」など主宰し、市民が身近に自然にふれあう機会を創出している。

菅原省司プロフィール

日大山岳部OB。1968年日大隊としてグリーンランド横断、1978年同隊メンバーとして極点踏破に成功。1989年奥さんの幸子さんとともに和泉雅子遠征隊員として参加。エルズメア島・ユーレカから無線通信と気象観測で遠征隊をサポート。宮古市向町在住。

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