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山田せんべい

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山田関口不動尊のご神体の肌の色と同じ

山田町名産のシンプルなせんべい。焼いて販売されるほか、生のままパックされたものや、きな粉をまぶした小さなものもある。素朴かつシンプルなお菓子だが、噛むほどに胡麻の風味が口に広がる奥の深い逸品。
胡麻をベースに雑穀や木の実、米の粉などを入れ直径20センチほどに薄く伸ばしたのがお隣り山田町名物の山田せんべいとして有名。この真っ黒いせんべいがどうして山田町の名物かと言うと、その昔、下閉伊通りが大飢饉になった時、山田町関口地区の老婆の枕元に「飢饉に備え胡麻や米の粉、胡桃でせんべいを作れ」と神仏の託宣があった。老婆はそれに従い真っ黒なせんべいを作り関口地区では飢饉を免れたという伝説が由来になっている。その後、釜石の新日鉄釜石の溶鉱炉で働く人、遠洋トロール漁に従事する人など危険な現場で働く人たちが、関口地区の関口不動尊を信仰し、山田せんべいの真っ黒な色は不動様の御神体の色と同じだということで御利益があると噂になり、以後山田名物として定着したという。

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