関連木運蔵の墓(牛伏)
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怪力少年は力士として南部藩に召抱えられた
この墓は藩政時代南部の相撲取りとして藩に召し抱えられた運蔵という人の墓で牛伏の在原家旧墓所にある。運蔵の生家等は火災により消失しているため詳しい記録は残されていないが、運蔵の戒名とされる木札には蔵庵道信士・元禄5天11月(1693)とある。運蔵は幼少にして大人が担ぐような荷物を背負い花原市の門神の岩場を歩いたという。ある時岩場で動けなくなっている運蔵に、このぐらいの荷物でへこたれては男らしくないと人足が叱ると「だっておれはまだ7ツだもの」と泣いたという。